GOTOHの510UBをギターに取り付けた時の話

tyuu



どうも、NEKRAM0NSEEです。

今日は自作のギターボディにGOTOHのバダスタイプブリッジ、510UBを取り付けた時の話をしようと思います。

ボディのセンターラインに合わせてブリッジを配置、ノギスでアンカーの間隔を確認しているところ。

ブリッジ単体ではなく作業中の写真しかないのが恐縮ですが、なぜこのブリッジを選んだのか説明します。

このブリッジは本体の裏に弦を通すので、テールピースが必要ありません。したがって、ブリッジを取り付けるためのアンカーの穴以外、加工する必要がないのです。

ストラトキャスターなどのトレモロブリッジは、ブリッジの取り付け位置の加工に加えて、トレモロブロック、スプリング用のザグリが必要で、ボディの加工工程が非常に多いです。レスポールなどのTOMブリッジはブリッジとテールピースのアンカー穴の加工だけで済むので、トレモロと比べて非常に楽ではあります。

最初は私もTOMブリッジにしようかと思ったのですが、之よりもさらにボディ加工が少なくてすむバダスタイプを選んでみました。

そして、なぜGOTOH製のものを選んだかというと、単純に見た目がかっこいいからです。あと日本製だし品質的にも信頼できるかなぁ、という考えもありました。

仕様書をGOTOHのサイトから印刷して、確認しながら作業をします。

ブリッジのコマがネックのナット部分から628㎜(ミディアムスケール)になるように線を引き、アンカー部分の印をつけます。

写真だと見えづらいですが、ボディのセンターラインに合わせて、ブリッジとアンカーの印がついています。ブリッジは6弦側がすこしボディエンド側になるようにします。そのほうがオクターブチューニングが合わせやすいようです。

アンカーを埋め込むための穴あけ作業をします。

アンカー径と同じ大きさのドリルビットに、深さ確認用のマスキングテープをはって、準備完了です。

ボール盤を使って作業をします。真っ直ぐで正確な穴あけがしたいなら、これは必須ですね。

無事に穴が開いたので、アンカーを軽く押し込んでみます。うん、ぴったり入りますね、よかった。

アンカーは奥まで入れると抜くのが大変なので、軽く押し込むのみにして、ブリッジを仮取り付けしてみましょう。

お、うまくつきましたね。アンカーの間隔をしっかりノギスで測っておいたのでうまくいったみたいです。やっぱり細かい準備作業は手を抜かないほうがいいですね。いつも手を抜いて失敗しているので。

さて、これでブリッジの取り付けは完了です。開ける穴が二つでいいというのは非常に簡単ですね。自作ボディにはしばらくこのタイプを使っていくことになりそうです。

次の記事では、510UBを使用する際の注意点を紹介していきたいと思います。

ちなみにこの内容は私がニコニコ動画に投稿した動画でもまとめられています。興味のある方は見てみてくださいね。

では、サヨナラッ!

「杉の板からギターボディを作るRTA 約60年と10か月Part2(完」

スポンサーリンク
スポンサーリンク