どうも、NEKRAM0NSEEです。
激安テレキャス自作キットを買ってみた!その1
激安テレキャス自作キットを買ってみた!その2
TLキットのボディへこみを直してみた。
TLキットにネックジョイント穴をあけてみた。
に引き続き、今回もTLキット製作です。
私が購入したキット

ネックジョイントが終わったボディを作業台に置き、今回の作業スタートです。
まずはセンターラインを引いていきましょう。これはブリッジの位置決めやピックアップザグりのバランスを見るために必要な工程です。

指板に印をつけていくので、マスキングテープを貼りました。適当に4か所くらい貼ればいいでしょう。

ノギスでマスキングテープを貼った箇所の幅をはかります。

1フレットの辺りは44㎜ありました。

先ほどの幅を半分にします。これが1フレット付近の端から中心までの距離ということですね。

ノギスでマスキングテープに印をつけます、この作業を他の箇所でもやっていきます。ちなみにネックの幅は場所によってそれぞれ違いますので、全部の箇所に22㎜で印をつければいいというわけではありません。

中心にノギスで印をつけたら、鉛筆やペンでなぞっておきましょう。

マスキングテープを貼った箇所全部で中心を出したら、それを1mの定規で繋ぎ、ボディ端までセンターラインを引きます。慎重にやりましょう。今回はうまくいきました。

次に、定規をナット部分からセンターラインに合わせて置き、648㎜(レギュラースケール)の位置に印をつけます。レスポールならこの作業は628㎜ですね。

こんな感じです。ここがブリッジのコマ位置になります。
ギターキットはピックアップキャビティがすでにザグられているので、この工程は必要ないかもしれませんが、センターズレを起こしている場合はザグりの修正が必要になるので、センターラインとブリッジ位置のチェックはしておいたほうがいいでしょう。

分度器を使って印位置から真っすぐな線を引きます。センターラインが90度位置に来るようにすれば、簡単に線が引けます。

こんな感じです。うまいこと行きました。

ブリッジを仮置きして、裏通し用の穴をあける位置を決めます。鉛筆とポンチを使って印をつけましょう。
ちなみにこのキットに裏通し用のストリングブッシュはついてこないので、キット通りに作りたい方は裏通し用の穴をあける必要はありません。私は何となくテレキャスと言えば裏通しだと思っているので、ブッシュも追加で購入して、ボディも裏通し加工をしてみることにしました。
付属のブリッジが表通しも裏通しも対応しているタイプだったので助かりました。

さて、ボール盤で穴をあける前に、穴をあける位置に印をつけました。鉛筆で位置決めをしている途中でズレたので微妙な感じになっていますが、ポンチを打ってくぼませている部分が裏通しの穴あけ位置です。

ボール盤で穴開けをします、慎重に行きましょう。

6弦と1弦を先に穴あけし、穴の上端と下端を線で結んでみました。これで穴あけの際にズレているかどうかがわかりやすくなる・・・ハズです。
2~5弦の穴あけをする際にこの線から穴がはみ出さないように注意します。

ちょっとズレている部分もありますが、悪くない結果じゃないでしょうか。私としては及第点です。

裏を見てみましょう。
捨て板をかませて作業をしましたが、若干割れてます。力を入れすぎたんでしょうか。

次にステップドリルを使って裏側の穴を拡張します。後でストリングブッシュを打ち込むためですね

こんな感じになりました。適当にやったら若干ズレましたが、許容範囲内でしょう。

ブリッジを仮置きしてみます。結構いい感じに穴があけられてるじゃないですか!
次はネジ留め用の下穴をあけていきます。

ポンチで印をつけて。

ボール盤で穴開けをします。くどいですが慎重に。

中々様になってきましたね。安いギターキットを作っているだけなのに、本格的な雰囲気が漂ってきました・・・・楽しい・・・・
今回の作業はここまで、次回はコンター加工に入っていきます。お楽しみに!
サヨナラッ!
この記事の様子が収められている製作動画はコチラ