どうも、NEKRAM0NSEEです。
過去の記事で、激安ギターキットや国外通販で買えるギターキットを紹介してきましたが、この度ついにキットを購入してみたのでレビューしてみたいと思います。
過去記事はこちら↓
日本国内で購入できるギターキットまとめ3選
海外通販で買えるギターキットまとめ5選
私が今回購入したキット
ammoonのテレキャスタータイプのギターキットです。購入時の価格は11,000円ほど。たまにセールで9,000円ほどに値下がりしている時もありますが、今回は一番安いタイミングではありませんでした。
私はテレキャスタータイプのギター自体殆ど触ったことが無いので、勉強のためにもコチラを購入してみることにしました。
通常中国製の激安製品は中国からの発送になるので、到着まで時間がかかるのですが、これはAmazon倉庫に在庫を置いていたのか1週間と待たずに届きました。

Ammoonと書いてあるダンボールが届くのかと思いましたが、別の業者の名前が書いてありますね・・・・。Musladyの名前は他のギターキットで見たことがありますが、ここがギターキットの卸売りをして、捌いているのが別の業者(Ammoonなど)なのかもしれませんね。
ダンボールに大きめの打痕があるのも気になりますが、とりあえず開けてみましょう。

シンプルな梱包ですが、ちゃんとテレキャスっぽいものが入っています。「3」というのは工場で梱包するときの目印かなんかでしょうか。多分ボディとネックが他の種類のものと混ざらないようにしたんだと思います。

緩衝材を外します。おぉ~、テレキャスのボディだ・・・
キットだから当たり前なのかもしれませんが、一度ボディを木材から作ってみると、ボディ作りの大変さが身に染みているので、成形済みのボディに感動してしまいます。
ものすごく出来が良いわけではないのだと思いますが、普通に成形自体はよくできているように見えますね。

こちらはネック。ヘッドがオリジナルシェイプで作れるようにしてあるのが親切です。
フレット処理とかは甘いように思えましたが、この辺は自分でやれる範囲だと思います。あまり気にしません。

中身を広げてみました。勘のいい方はこの時点で不自然な点に気づくかもしれませんが、そこにはあとで触れます。

簡単な組み立て説明書がついてきました。正直この説明だけではちゃんとギターを組むのは難しいような気もしますが、一応説明がついているだけ親切だとおもいます。
ちなみにこの説明書はこの業者が作っているギターキット共通のもののようで、他のキットの組み立て方も載っています。カタログを見ているみたいで楽しいです。

パーツ類を見てみます。中に入っていたのは
・ピックガード(フロントPU込み)
・キャビティカバー(配線済み)
・ネックプレート
・ペグ
・ストリングガイド
・ナット
・ストラップピン
・ジャック
・六角レンチ(ネック調整用とブリッジ調整用)
・弦
・シールド
・ブリッジ(ブリッジPU込み)
・ビス各種(数量問題なし)
特に欠品はありませんでしたが、ブリッジ裏通し用のブッシュは入っていませんでした。テレキャスと言えば裏通しなのかなと思っていたので少し意外でした。とはいえブリッジは裏通しでなくても使えるタイプなので、特に問題はなさそうです。

さて、この記事をお読みの方の殆どはお気づきかとは思いますが、ちょっとしたプレゼントがこの中に入っていました。明らかにミスだと思うのですが、お気づきになられましたか?

なぜかジャックが二つも入ってました!
わざわざジャックのスペアを入れる意味もよくわかりませんし、二個目のジャックに使うビスも入っていなかったので、単純に一個多く入れてしまったんでしょうね。
もしかして、こっちに二個入っているせいで、ジャック入ってないキットなんかもあったりして・・・
そんな感じでゆるーく作ってあるキットなので、気になる点もいくつかありました。やはり安かろう悪かろうな部分もありますよね。

その1 ボディに打痕
写真だとわかりづらいかもしれませんが、ボディに結構大きめの打痕がありました。
送られてきたダンボールにも打痕があったので、まさかとは思っていましたが、あの簡易包装ではボディに傷がつくのも当然ですよね。これは運送会社よりも、梱包がいい加減なせいだと思います。長距離の配送で傷がつくリスクが高いのは当然ですからね。
発泡スチロールを使うなどして、もう少し梱包をしっかりしてもらった方が良いのだと思います。

その2 ネックポケット付近の割れと補修
成形時に木がひび割れたのでしょう、接着剤かなんかをひび割れに流し込んで補修した跡がありました。
安ギターの塗装を剥ぐと結構見るやつですが、ネックジョイント付近はちょっと不安になりますね。

その3 ネックヒール付近のひび割れ、補修跡
こちらもボディのひび割れ同様です。例のごとく写真では判りづらいですが、ネックヒール付近に結構大きめの割れが発生して、接着剤を流し込んで補修したような跡がありました。
ネックは弦の張力が強くかかる部分で、ヒール部分にはビスも入れるので、ここの割れは看過できませんね。
問い合わせをして、交換等してもらおうかと思います。
とりあえず向こうからの連絡がきたら追記、若しくは次の記事でお知らせしようと思います。
2019/06/14追記 交換を申請して、代替品が届きました
激安テレキャスター自作キットを買ってみた!その2
おわりに
さて、過去の記事でも言及しましたが、やはりギターキットは安いだけあって作りが雑なところは多いですね。
しかし、これほどの低予算でギター制作に必要な素材がすべてそろうというのは魅力的だと思います。
ギターの構造を知るきっかけにもなりますし、塗装やデザインの試験に使うこともできます。
そういった点を考慮すれば、品質の問題はあれド、良い商品と言えるのではないでしょうか。
これから、このキットを完成させるまでの模様を記事(と動画も?)にしてお伝えしていく予定ですので、お楽しみに!
では、今日はこの辺で、サヨナラッ!
この記事の様子が収められている製作動画はコチラ。