どうも、NEKRAM0NSEEです。
先日手に入れた謎の激安ギターJ and D(79NZドル、6400円くらい)ですが、しばらく弾いてみたのでレビューしてみたいと思います。
J&Dについて
まず、このギターブランドについてですが、今現在ネットで調べてもほとんど情報が出てきません。ブランドのページも見つけられませんでした。
ただ、ヨーロッパの方の通販サイトとオーストラリアの通販サイトではまだ取り扱いがあるようです。ただし在庫はごく僅か。生産はもうされていないみたいですね。
値段は大体1万5千円くらいでした。アコースティックギターとストラトタイプが見つかりました。
また、UltimateGuitar.comの掲示板で、「だれかJ&Dギター使ったことある人いる?」的なスレッドが立っていました。日付は2009年、約10年前ですね。そのスレッドではレスポールのレビューが見受けられました。曰く、「安くてある程度使えて、コスパが非常に良い」とのことでした。
このことから察するに、このギターブランドは、ヨーロッパ、オセアニアを中心に展開していたブランドで、安ギター専門のブランドだった、ということがうかがえます。日本にもよくありますよね、こういうブランド。日本でも色々な安ギターブランドが現れては消えていきますので、J&Dもそういったブランドの一つだったのでしょう。
ギターの弾き心地
実際に2か月ほど弾いてみた感想です。週に2~3回程度、部屋でのギター練習に使っていますので、ライブやスタジオでの取り回しに関しては不明です。
ネックは結構薄めです、握りやすく使いやすいですね。私はあまり太いネックは好みではないので、これは好感触です。
私はセンターピックアップは使用しないので、ピックアップ位置をピックガードと同じくらいまで下げています。これでブリッジミュートしながら刻むときも、センターピックアップが引っ掛かることなく弾くことができます。
チューニングは思ったよりも安定しています。ただ、ペグがべらぼうに固いです、特に4弦のペグ。中が錆びてしまっているのかもしれませんね。そのうち折れたりしそうでちょっと怖いです。
では、気になる音の方を聞いてみましょう。Cubase上でアンシミュプラグイン、Emissaryを使用した音です。
フロントのクリーン
リアのクリーン
フロントのディストーション
リアのディストーション
使えない音ではないですね、全然いいと思います。
ただ、元の出力が弱いせいか、ディストーションをかけるとノイズが結構入るのと、音がちょっとボワッとしてしまうところがあります。輪郭がぼやけるというのでしょうか。そこはアンシミュの調整次第で、ある程度誤魔化せるので大丈夫ですね。
さて、L&Dの安ギターレビューはいかがだったでしょうか?
海外で安ギターを探すことなんてめったにないですが、L&Dギターは十分使える代物ですよ。出先での練習用に、見かけたら使ってみてもいいかもしれません。少なくとも私は、別のところに引っ越すまでの数か月は、このギターで十分過ごせそうです。
では、今回はこの辺で、サヨナラッ!