どうも、NEKRAM0NSEEです。
最近、聴いたことない音楽を聴いてみようと思ってSpotifyやらYouTubeやらでアーティストをあさっています。
結構色んなアーティストをおすすめしてくれて、しかもどれもかっこいいものばかりなので作業中や運転中などによく聞いているのですが、何かが足りない・・・
私の音楽を聴く時の姿勢が、気持ちが足りていないような気がする・・
そう・・・例えるなら・・・
軽音サークルに居たときに先輩からCD借りて、それを真面目に聞いて感想を伝えていた時
のような、人と人との関わり合いと、真剣さが足りていない気がしたのです。
しかし、現状友達と顔合わせてCD貸し借りするような時間も簡単には取れず、そもそも友達の持っているCDは大体私も知っています。
気になってたけど聞いたことは無い、もしくは全く知らないアーティストのアルバムを、気心の知れた者同士の感性に基づいて聴かせ合うことはできないだろうか・・・
と考えてみた結果!
「私の欲しいアルバムを購入して友達宛に送り、友達にも欲しいアルバムを私宛に送ってもらい、お互いに感想を伝え合う」
という企画を思いついたのです。
企画の説明
ルールは簡単
1:自分の欲しいアルバム(どこかで聞いたことのあるものでも可、ただし自分が本当に手元に欲しいと思ったもの)を1万円分Amazonで購入。
2:宛先を自分の住所ではなく、相手の友人宛にする。
3:届いたアルバムを聴いて、お互いに感想を伝える
今回は購入するアルバムの金額を1万円としました。沢山アルバム送られても聞くのが大変なので、アルバム5枚程度の金額が妥当だと判断したためです。
では、仲良くしているwau氏に協力していただき、今回の企画を実行に移していきましょう!
この企画の良いところは住んでいる場所の距離(山形と北海道)に関係なくできるということです。
さっそく私が選んだアルバムをご紹介します。
NEKRAM0NSEEセレクト(5枚)
Kodama/Alcest
フランスのポストブラック、Alcestのアルバムです。ジブリ作品からモチーフを得たというこの作品は、全体的に神秘的で、霧がかかったような雰囲気があるのが特徴です。
その中で時折慟哭のようなスクリームが聞こえてくるのが情緒的で好きです。
私も自分の曲作りで参考にしたい点が多くあります。
Spotifyなんかでよく聞いていましたが、手元に置きたいアルバムだったので今回購入することにしました。手元には来ませんでしたが。
EMPATH/ Devin Townsend
カナダのエクストリームメタルミュージシャン、Devin Townsendのアルバムです。
Devin TownsendはStrapping young ladの時と、YouTubeで見たKingdomの実演動画くらいでしか知らなかったのですが、このアルバムの曲”Genesis”が先行公開されたときに聞いたらすごくカッコよかったので、買ってみることにしました。
ダイナミックな曲調の中にトリッキーなフレーズとDevinの超絶歌唱が加わって独特の世界観が構築されていること間違いなしです。
In the end /The Cranberries
アイルランドのオルタナロックバンドのアルバムです。
「Dreams」「Linger」「Zombie」なんかは世界的にも有名です。私も大好きです。
2018年にVoのDolores O’Riordanが亡くなり、「もう二度とクランベリーズの新曲は出ないのか・・・」と思っていたら、The Cranberries最後の作品としてリリースされたのが今作。
先行で発表された”All over now”がすごくいい曲だったので購入を決意しました。
「こんな思い出補正たっぷりのアルバムを友達に送っちゃっていいんだろうか」という思いもありますが、普通にいいアルバムであることは間違いないので、多分wauさんにも気に入ってもらえるでしょう。
Futha/ Heilung
デンマーク、ノルウェー、ドイツの多国籍民族音楽バンドです。この紹介の仕方があっているかはわかりませんが…
中世のケルト人やヴァイキングの儀式なんかを参考にして音楽を作っているそうで、装いや音楽もものすごく儀式的な感じで厳かです。ボーカル(?)の男女はシャーマンの装いをしていてちょっと怖いです。
ワールドミュージックっぽさもありますが、思ったよりキャッチーで、お祭りとかの神聖な要素を凝縮した感じもあります。
メタル系のレーベルから出ているので、どことなくメタラー受けするような要素があるのかもしれません。私は気に入りました。
先行公開された”Norupo”がいい感じの曲だったので買ってみることにしました。wauさんの感想やいかに。
SHAPED BY FIRE /AS I LAY DYING
アメリカのメタルコアバンドのアルバムです。2013年にボーカルのティムが妻の殺人を殺し屋に依頼した罪で逮捕され、その後バンドも活動を休止していましたが、2018年にティムが復帰、そして2019年にこのアルバムをリリースしました。
ものすごい復帰速度の速さですが、先行公開された4曲はどれも完成度が高く、サウンドの完成度、熱量は今まで以上だと感じました。
あまりの衝撃にアルバム発売前から予約購入しました。普段こういうことしないんですけどね。
先行4曲の中では”My Own Grave”が一番お気に入りでした。wauさんはどの曲を気に入るんでしょうか。
以上の5枚をwauさんに送りつけることにしました!
自分でアルバム注文した時よりもワクワクしますね、不思議な気持ちです。
注文してからしばらくしてwauさんから届いたとの連絡が、果たしてアルバムの感想やいかに・・・
wau氏の感想

Kodama / Alcest
一番好みに合っていて、一番よく聴いてる。
民族的なフレーズと感情的なドラムが曲中にいい起伏を作っていて、長尺を感じさせない!
時折聴こえるシャウトやブラスト的なフレーズがブラックメタル感もあってよい。
Empath / Devin Townsend
プログレメタル?インダストリアル?よくわからんけど、極厚のコーラスパートやキラキラしたシンセなどいろいろな音に加えてゴリゴリのギターやブラストが重なって、正直聴き疲れするな…と思いました.。
リフも悪くないんだけどやたら繰り返しが多いな…とか。ちょっとハマらなかったです。
In The End / The Cranberries
他の4枚に比べると大変ポップで聴きやすい。その分派手に印象に残る曲はないと思ってしまった。
2019年作とは思えないほどのノスタルジックなフォークサウンドが効いてて心地よい。でもミックス自体はモダンな感じもする。なんとなく。
1曲目のAll Over Nowのメロディに少しケルティックな雰囲気を感じて好き。コーラスの柔らかさも相まって好みの曲。
Futha / Heilung
女性ボーカルとコーラスワーク、唸る男性の声、パーカスがうまいこと混ざって、ザ・民族感が出ていてよい。このまま同じ世界観のゲームのサントラになりそう。どこの民族なんだろうね、こういう音
こういう曲をちゃんと聴いたことがないので、作る時の参考にでもしようと思います
Shaped By Fire / As I Lay Dying
久しぶりにメタルコア聴いた。そもそもこの辺のジャンルは詳しくないんだけど、俺の思うメタルコア観そのままのストレートなアルバムだった。リフがゴリゴリしていてカッコいい
音作りが昨今のDjentに通ずるものがあるなと思った(ダウンチューニングの曲とか)。リフは開放弦刻むだけのより、こういう忙しく動き回る方が好きだなと感じた。
感想を読んで
面白い!面白いですよこの企画!
同じような感じ方をするアーティストもいれば、wauさんらしい切り口で聞いているアーティストもいて、音楽の聴き方はまさに十人十色なんだ!と思いましたね~
Alcestの感想を読むと、
「あぁ~、やっぱり感じ方が似てるんだなぁ~」と思いましたし、
The Cranberriesの感想では
「ミックスの方は全く意識してなかったなぁ~」と新鮮な気持ちになりました。
次の記事ではwauさんセレクトのアルバムに私の感想を紹介します!↓