ギターブリッジをヘアライン加工して見た目を変えてみた。

tyuu



どうも、NEKRAM0NSEEです。

今回も、味クラフト実験員の「HeavyMetalGorilla」ことHMG氏が行った実験、「ギターブリッジをヘアライン加工してみた」の内容を記事にしていこうと思います。今回も余ったパーツを変身させるなかなか面白い実験となっております。ご覧ください。

ヘアライン加工とは

ヘアライン加工とは、金属の表面に同じ方向の細かい傷を幾重にもつける加工法です。これによって、より金属的な質感を強調することができます。


PCパーツなどではよく見かけますが、ギターパーツではなかなか見かけない仕上げの方法ですね。

とはいえ、キズをつけるだけで再現できる、ある意味簡単な加工法でもあるので、物は試しにやってみようと思います。


今回用意したものは、120番の紙やすりと、ネジの再塗装用にエナメルの黒とクリヤーです。写真には写っていませんが、ピカールも準備してあります。

ヘアライン加工してみよう!

使用するのはこちらのGOTOH製フロイドローズタイプブリッジです。

黒の塗装がされていますが、サビで結構ひどい見た目になっています。これを磨いて、ヘアライン加工を施すことによってかっこよく復活させてしまいましょう!

ちなみに裏側はこんな感じ。汚くはないですが、ちょっとくすんでいますね。

トレモロブロックはもともとヘアライン加工が施されていたようにも見えます。


ちなみに今回加工を施すのは、ブリッジプレート、コマ、ブロックの部分です。


ブリッジのパーツは小分けにして、無くさないように管理します。細かい仕切りのある箱があると非常に便利です。

やすりを使って、パーツを磨いていきます。できるだけ同じ方向に傷がつくようにしましょう。削りおわったらピカールで綺麗にします。

最初は黒くてメッキがはがれ気味だったコマも・・・

この通り綺麗になりました!

遠くから見るとわかりませんが、近くで見るとしっかりヘアライン加工っぽくなっています。

同じ要領でブリッジプレートも加工していきます。

カッコイイ!錆びて大きく窪んでしまっている部分はさすがに消せませんでしたが、全体的にヘアライン加工ができています。

トレモロブロックも・・・

この通り!個人的にはこれが一番うまくいきましたね。ピッカピカです。

細かいパーツ類も大分錆びているので、塗装しなおしましょう。

ワイヤーブラシでサビをとってから

ピカールで磨き

エナメルの黒を塗って乾かします。その後にアクリルクリヤーを塗って完成です。これで見た目も新品同様ですね!

主要パーツのヘアライン加工と、細かいパーツの再塗装がおわりました。パーツ全体が綺麗になったところで、組み上げていきましょう。

加工前と比べると見違えるほどきれいになりましたね。やはりサビが酷い部分はどうしようもないですが、それもまた味です。

後ろから見た感じはまさに新品ですね。ピカピカのトレモロブロックにヘアライン加工、そしてGOTOHの文字が高級感を醸し出しています。ココが目に触れない部分なのが残念ですね。

いかがでしょうか?最初はかなりの汚さだった古いブリッジが、

最終的にはヘアライン加工を施されたピカピカのパーツへと生まれ変わりました。これならまたこのパーツを使うモチベーションも上がりますよね!

余っているパーツや、古くなって使う気になれないようなパーツでも、ちょっとした加工で新しい見た目に生まれ変わらせることができます。わざわざ新しいパーツを買う必要もないかもしれません。

皆さんも是非試してみてください!

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