どうも、NEKRAM0NSEEです。
私はよくAmazonで面白い商品を探しているのですが、最近は中国の工場で生産された安いギターパーツが、そのまま出品されているのをよく見かけます。今回はそういった激安ギターパーツを紹介します。
なぜ激安ギターパーツを使うのか
「ギターを自作するならせっかくだし有名ブランドのパーツをふんだんに使って最高のギターを!」と考えがちですが、そもそもギター製作は高度な技術を要する作業ですので、最初からうまくいくはずはありません。
ですが、パーツを一から集めていくと、案外普通のギターが買えてしまうくらいのお金がかかってしまいます。それを練習に使うというのも気が引けますよね。
そこで、激安のギターパーツを使って経費を極力抑えながら、ギター製作の手順を一通り経験することによって、次のギターのクオリティを向上させることができるのです。どういった手順で作ると効率が良いか、注意すべき作業は何かを把握したうえで、理想のパーツをふんだんに使ったギターを作っていきましょう。
激安パーツの品質
Amazonで販売されている格安パーツは、中国の工場から直接買い付けた商品を取り扱っている場合が殆どです。Aliexpressなんかで売っているものと実質同じです。
こういったパーツの品質について、「安かろう悪かろう」と思っている方が多いと思います。
実際そのとおりです。品質のばらつきは大きいです。
金属パーツならバリが、ネジ同梱なら数が足りていなかったりします。おまけに中国から直接送ってくるような場合は2週間ほど到着までに時間がかかりますので、交換なんかも時間がかかります。パーツを自分で何とかする必要なんかも出てきます。
ボロクソに言っていますが、それを差し引いても、ギター製作の練習にはちょうどいい品質だと思います。自分で安ギターを作るイメージです。そして、すべてを激安パーツで賄うのは気が引けますが、いくつかのパーツは品質が安定していて、その後のギター製作にも使える物があります。そういったものを自分で判断するのも激安パーツ漁りの良いところです。
さて、長々と御託を並べてしまいましたが、実際の商品をいくつかご紹介しましょう。
ネック
通常だと数万円で購入するギターネックですが、これは新品で約3500円、非常に安価です。
ネックはスタンダードなストラトタイプで、メイプルネックにメイプル指板です。既にクリアー塗装されているようなので、未塗装のネックが欲しい方は注意が必要です。
レビューを見てみると、ギターに取り付ければすぐ使用できる、といったクオリティではないようですが、簡単なネックのメンテナンスを覚えるついでに自作のボディに付けると考えれば、非常にコスパの高い商品と言えます。
レスポールタイプのネックが5500円!レスポールタイプの交換用ネック自体稀なのに、この価格は安いですねぇ。私は6連のヘッドよりも3×3のヘッドの方が好みなので、非常に魅力的です。
マホガニーネックにローズウッド指板のようですね、こんなに安くて大丈夫なんでしょうか。執筆現在ではレビューはありませんので、どういった品質なのかはわかりませんが、自分である程度手直しが加えられれば、使えないということはないでしょう。未塗装タイプなので、自分の好みに仕上げられるのはありがたいですね。
ただ、このネックはボルトオンタイプなので、セットネックでギターを作ろうとしている方は注意が必要ですね。
ピックアップ
ハムバッカーのセットで約1500円という驚異的な値段です。通常だとピックアップは一個で1万円程度ですが、こちらは二つで1500円、原価とかどうなってるんでしょうか。
レビューを見ると好意的なものが多いですね、ただ、安ギターの純正ピックアップよりも多少良いかな?という程度の品質のようです。それでもこの価格ですから、ちょっと音が変わればいいか、という気持ちで手軽に使えるというのが非常に良い点です。
私も以前これを購入して、抜け殻になっていたギターに取り付けたことがありますが、結構パワーがあって、メタルをやるには十分なレベルでした。さすがにダンカンのようなレスポンスの良さや、ディマジオのようなパワーと抜けはありませんでしたが、特に文句のない、使いやすいピックアップでした。
ストラトキャスター用のピックアップが3つセットになっています。これで約2500円です。
見てくれが非常に特徴的ですが、ハイパワーで結構悪くない音が出るようです。ストラトタイプなら枯れた感じの音が・・・と言いたいところですが、ハイパワーでも十分使い道があるので良いと思います。
特徴的な見てくれがあまりにも気になる方は、カバーを取り換えてみるというのも手かもしれません。
まとめ
今回紹介した商品の他にも、同じような業者から激安のパーツが販売されています。関連商品の項目から商品を見ていくと、自分の構想に合ったスペックのものを見つけることができるかもしれません。
ネックもピックアップも自作ギターの出費の中でかなりの大部分を占めるカテゴリーです。上記の商品を使えば、それが1万円以下で購入できるというのがすごいですよね。
「Amazon素材だけで組む激安ギター」なんて言う企画も楽しいかもしれませんね。
では「Amazonで買える激安ギターパーツまとめ② ブリッジ編」でまたお会いしましょう。サヨナラッ!