どうも、NEKRAM0NSEEです。
オイルフィニッシュの仕上げをして、ギターを組み立てていきます。完成まで一気に行っちゃいましょう!

Xotic Oil Gelを塗ったボディとネックです。
何度かオイルを重ね塗りしたので、仕上げの艶出しに自作のミツロウクリームを塗ります。

市販のミツロウとエゴマ油を混ぜたものです。ボディの艶出しや指板の保護などに使っています。
これをボディとネックに塗って、数日放置します。ミツロウオイルは乾くまで若干時間がかかるので、様子を見てから次の作業に進みます。

それにしてもナチュラルな質感が良いですね。すごいギターになってきました。
表面がサラサラになってきたら、次はキャビティに導電塗料を塗る作業に移りたいと思います。

使うのはNOISE HELLという塗料です。これでキャビティをシールドすると、良い感じにノイズが減るんだとか。

キャビティの周りをマスキングしてから導電塗料を塗ると、ボディに塗料がつかないのでお勧めです。折角綺麗に仕上がってきているので、台無しにしたくはないですからね~。

大体塗れました。こんなもんでしょう。
裏側のコントロールキャビティにも塗ります。

こちらもOKですね。マスキングしないで塗ったら少しはみ出しましたが、目立たないので良しとします。
キャビティカバーの裏にも塗ってシールドは完了です。

しかし、この導電塗料大分シンナー臭いですね。換気はしっかりしたほうがよさそうです。
パーツをつけて行きましょう。

ブリッジを取り付けるために、アース線をブリッジ下に通しておきます。これが無いと弦アースが取れません。
アース線をボディとブリッジで挟むようにして固定していきます。

裏通しのハードテイルタイプのブリッジです。安い割にはかっこいいですね。

ネックもビス留めしました。ビス5本という所にどことなくハイエンドモデル感が出ていますが、ただのガバガバ工作の産物です。

キャビティ―カバーもつけます。
ナットも瞬間接着剤でつけて・・・・

味クラフト製ギター、ついに完成です!




当初使おうと思っていたPUが断線していて使えなかったり、裏通しのストリングブッシュの穴がガバガバすぎてブッシュを固定できなかったりと、細かいことは色々あったのですが、ひとまず完成させることができました。
「パーツは手元にあるんだし、適当にパパッとやっちゃいますか・・・」くらいのノリで作り始めた割に、完成までには数か月を要しました。大変だった・・・
でも頑張った甲斐あって、ユニークで良いギターが作れましたね。音も若干の安っぽさを感じますが、悪くないです。
このギターの名前は「似我蜂(ジガバチ)」としました。オイルフィニッシュで杉と言う柔らかい気を使ったため、キズが付きやすく、所有者の使い方によって見た目が変わるスピードが一般的なギターよりも大分早いためです。字面で決めたので、昆虫の方とはあんまり関係ないです。
動画ではサウンドテストや、今回製作ギターを使ってくれる友人とのセッションの模様も収録しています。
長い記事シリーズでしたが、よんでいただきありがとうございました。では今回はこの辺で、サヨナラッ!