余りパーツと廃材でギターを作ろう!その10 フレットすり合わせ

tyuu



どうも、NEKRAM0NSEEです。

今回は、以前リフレットしたネックのフレットをすり合わせていきます。ギターづくりもだいぶ佳境になってきましたね。

こうしてボディとネックを並べてみると、やっとここまで来たか・・・という感じがします。

フレットのすり合わせをする前に、ネックをストレートにしておきましょう。自作のストレートエッジを使ってチェックします。

これはステンレスの定規にレギュラー・ミディアムスケールのフレット位置に合わせたくぼみをつけることで、フレットの干渉を受けることなくネックのストレートがチェックできるというものです。普通に売ってもいます。

ネックをストレートにしたら、指板にマスキングテープを貼って保護します。

フレットにマジックで線を引いていきます。

やすり掛けをしたときに、どこが削れていて、どこが削れていないかを判別するためのしるしですね。

フレットを削るときはこのフレット用やすりを使います。かなり削る力が強いので、力は込めず、フレットの上を滑らせるような感じで使います。

フレット全体の高さが均一になったら、平らになってしまったフレットの頂点を丸めていきます。この作業も私はフレットクラウンファイルという専用のやすりを使います。

この時も、フレットにマジックで線を引いておくと良いでしょう。フレットクラウンファイルでフレットを丸めた時に、頂点を削りきらないようにチェックすることができます。

写真右のように、フレットの頂点に黒い線がかすかに残るようになっていれば大丈夫だと思います。

全部のフレットで頂点を出せたら、やすりで磨いていきます。

大体#400~1000くらいまでやったかと思います。結構削ったときの傷がついているので、しっかりやった方が良いです。

途中まで削ったときに、フレットの端を全く処理していないことに気づきました。今さらですがフレットの端も丸めていきます。使うのはフレットエンドドレッシングファイルです。

正解がよくわかりませんが、ネックを握ってスライドしてみて、引っ掛かる感じがあんまり無ければ大丈夫かなと思います。

後はピカールを使って磨いていきます。

フレットのすり合わせはまだ慣れない作業ですが、割とうまくいきましたね。フレット間の段差もなく、ピカピカです。

マスキングテープをはがして、指板にオイルを塗って完了です。

汚いネックでも、塗装落として磨いてフレット交換してやるとまったくの別物になりますね。手間はかかりますがいろいろ勉強になりました。

次回はギターの塗装に入ります。今回はここまで、サヨナラッ!

今回のギターづくりの内容は動画でも公開しています。ぜひご覧ください。

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